一年の締めくくりは中華でちゅーか!

というタイトル通り、年内最後のお料理学校。
今回は2回目の中華料理となりました^^


前回の中華のことを覚えておいででしょうか?

・・・そうです、前回は自家製ソーセージでございました。
して、今回はというと。

 「自家製干し肉」

といわれると、はて(・・?

という感じですが、いわゆる自家製ベーコンです!


♪自家製ベーコンの作り方♪

まずは、皮付き豚バラ肉をご用意ください。
・・・と言われてもスーパーでは見たこともないような形態の豚バラ!!Σ(・□・;)
⇓それがこちら⇓

先生によると、東京とには売ってないんだとか!!
大阪には売っているそうなんですが・・・もし見かけた方、ベーコン作るチャンスですよ!



豚バラを5cm幅にカットし、【醤油・白酒・高梁酒・砂糖・塩・胡椒・八角・山椒・葱・生姜・ニンニク】を合わせた漬け汁の中に漬け込みます。

漬け込むことなんと、4日間!!
※ちなみに真空パックでやればなんと1日短縮!3日間ほどでできるんだとか。


漬け込みが完了したら、取り出して日陰の風通しのよい所に吊るして4〜5日干し、乾燥させます。
冬は室内でもOK!その後の保存はラップに包んで冷凍庫で保存だそうです。
乾燥してくると柔らか〜くなるとのことなので、時々触ってみてCHECKしてみてくださいね☆

・・・てあれ、材料さえあればあとはわりと干すだけ・・・??

ということで時間はかかりますが世界で一つのオリジナルベーコンがご家庭で出来ちゃいますヨ!


さぁ、それでは自家製ベーコンを使ったお料理を早速作っていきます。
レポ開始ですっ


本日のメイン・自家製ベーコンの皮をはがして3mm幅にカット。
(皮は固いので・・・)
カットしたら、硫酸紙(セロハン紙でもOK!)に並べ、戻しておいた【ハスの実・ナツメ】も飾りつけかのように一緒に置いて散らします。

あっ、ハスの実は割ると中に青い芽があるのですが、それは苦いので忘れずに取ってくださいね!

そこに合わせるのは「今からお菓子作るんです」な、ラインナップ。

・氷砂糖(細かく砕いてね♪)
・蜂蜜
・中国甘酒
・桂花醤(←金木犀のジャム♡すごく甘い香りでおススメ)

・カラメル(←苦くない、甘いものを♡)


と、見る人がみたらとんでもない甘党の集まりです。

この甘党をベーコンの上に乗せてかけて・・・


とここまでくると、もうまるでドイツのクリスマスケーキ・シュトレンのようです。


※画像はシュトレンです。


シュトレン、、、あ、いやいや。
自家製ベーコンwith Sweetsをキャンディのように硫酸紙で包みます。
両端は紐で縛り、この状態で1時間半蒸したら・・・・

できちゃうんですが・・・・・・

食パンに挟んで食べるので、前回の中華でみたあの必殺極薄食パン切りの再現です!

はて一体どんなお味になるのやら!?!?
結果は報告を待て( `ー´)ノ


お次の料理に参りましょう〜

まずは戻しておいた干しエビ・中国ハム・白ネギを粗みじん切りにし、【塩・胡椒・ごま油】で下味をつけます。
(※中国ハムがない場合はロースハムやベーコンでも代用可!やったね!)


そしてメインに使うのはなんと、半乾燥のユバ!!
ユバは、ぬるま湯200ccに重曹を小匙1杯とかした中にじゃぼんとさっと漬け取り出します。
こうすることで揚げたときにふっくらと膨らむんだそう!

しっとりしたら、取り出して水分を取っておきましょう。

そうしたら、ユバの半分に粗みじんした材料を散らします。
BUT 周囲は1cmぐらい残してくださいね!


この残した部分に【小麦粉・片栗粉・全卵・水】を混ぜ混ぜ〜して作った「のり」の役割をする衣を指先にとって垂らすようにしながらつけていきます。あとは全体にかるーく同じように指先で衣をかけてくださいな〜。


さぁ、この絵を見れば次にすることは皆様お見通しですかね??



そうっ、ぱたーーーーん!!!と、破れないように気を付けながら折り畳みんでしまいます。

あとはこれを揚げるんですが・・・・
それは最後に置いといて。一旦ラップにくるんで乾燥しないようにしておきましょう^^


お料理はまだまだありますから、どんどん次へ進みますよ!

次は中華風の炒め物の準備です。

青葱はできるだけ長くなるようにうすーくほそーく切ります。


この青葱の切り方、「ささうち」という切り方になるのですが、先生の中には手前に葱を回しながら切る方もおられるようです。
これが試してみよいうにもなかなかの上級者向けテクニック(´・ω・`)

にんにくは半分に切って包丁で叩きつぶしてみじん切りです。

かるーく「鍋慣らし(それ何?と思った方は前回の中華料理の回をチェケラッチョ!)」をしたら、
大匙2ぐらいの油を残し、その中に先ほどのニンニクを弱火で炒めます。
さらに水洗いした豆鼓(トウチ)を加え、ササッと炒め、最後に砂糖を加えて仕上げましょう♪

仕上げた豆鼓を、3mmの厚さに切った干し肉を並べた上に乗せて5〜6分ほど蒸します。

あとはサンチュにつつんで食べるのだそうですが、トッピングは最後にご紹介しますので次の料理に行きます!!(だってまだまだありますからっ)



次に使うのは、新登場「A菜」。(読み方:えーさい)

決してふざけてるわけではありませんのでご安心ください笑
実はこれ、チシャの上の葉っぱの部分なんです。中国野菜を取り扱っているところなら見かけられるでしょうが、
日本のスーパーではまずお目にかかれないお野菜です。

中国ではポピュラーなお野菜なんだそうで、その名前の由来はというと、

逆さまにしたら・・・・・

アルファベットの「A」のように見えるではないかーーーー!!!!( ゚Д゚)


と、いうことで若者から「A菜」と呼ばれるようになったとか。(あくまでも噂です)



ね、「A」に見えるでしょ??
ちなみにA菜と呼ぶのは台湾周辺でらしく、中国本土では「油麦菜」とかある地域では「苦菜」とも呼ばれてるんだそうです〜

さて、一体このA菜をどう調理するのでしょうか???


A菜は茎の部分から6、7cmに切っていきます。

茎の部分が美味しいそうで、4等分にして、先の部分は鉛筆削りの要領で少しそいで切り込みをいれたらOK!
水につけてしゃきしゃきっ☆とさせます。

にんにくは半分にしてからさらに3等分しておきましょう。
同様に、干し肉(自家製ベーコン)も3mmの厚さに切っておいてくださいね。


ここから一気に仕上げにはいっていきますよ〜!!
お鍋にニンニクを入れ、弱火でじーっくりと柔らかくなるように揚げていき、柔らかくなったら中華スープを入れて弱火で軽く煮ます。
そこに干し肉、紹興酒・塩・砂糖を加え、干し肉のうま味をスープへ移していきます。


いい感じにスープに味が出てきたら、ついにA菜を入れ炒めたら完成です☆

さて、一体どんなお味に仕上がっているのでしょうか??
それは最後のお・た・の・し・み!


最後にユバのほうを仕上げてしまいましょう。

ユバ全体にまんべんなーく衣がつくようにしておきましょう!
ひっくり返してしっかりと両面に塗ってくださいね。

それではユバを揚げていきますよ〜
脂の温度は大体160度ぐらい。

ちなみに温度の確認は写真のように、油が落ちていく様子でわかるんだそうです!
ちょん切れる高さだそう。豆知識です!

ユバをこれまた破れないように気を付けながらお鍋の中に滑り込ませ、するっとダイブッ!!!
(一人では難しいかも・・・(;'∀'))

油を吸ってかどんどんと膨らんできます。。。
ひっくり返すのが至難の業ですが、なんとかかんとかでひっくりかえしたら、ちょんちょんと竹串でつついて空気を少し抜きましょう。
最後は温度を上げて仕上げ揚げ!(しゃれじゃないですよ〜汗)
そうすることでパリッとした食感に仕上がります♡

揚がったら、お玉の裏でしーーかりと油を抜き、1口大にカットしてあとは食すのみとなりました!



これでお料理は全て完了です〜〜!(ぱちぱち)

それでは、本日のメニューのお披露目になります( `ー´)ノ

1品目「自家製干し肉の金木犀風味蒸し

どうなるのかと思っていたあのシュトレン風のものですね!
味は、予想を裏切って甘くない!!



わけもなく、とってもあま〜〜〜い!!!笑

蒸した食パンに挟んで召し上がれ♡
これが意外と癖になる味で女子は大盛り上がりでござんした!

2品目「ユバの香り揚げ

ちなみにこれを1品目のお料理に一緒に挟んで食べても美味でございます〜!

3品目「自家製干し肉と中国野菜の炒め物


4品目「自家製干し肉のレタス包み

これをサンチュに包んみ、甘味噌とお好みで辣油(ラー油)、揚げた中国おこげとささうちした葱を挟んで頂きます。


いかがでしたでしょうか??


普通の中華料理屋さんではまず絶対に食べることのできないものばかりで、食べる係の女子一同はきゃぁきゃぁ言いながら食しておりましたヨ!
今回の中華料理は、ドドーン!ざっぱーん!
といったような、ダイナミックさはありませんでしたのでいつもの中華後とはちょっと違う様子のrifiさんでした笑

先生方、今回もありがとうございました!!
そして何より今年もありがとうございました〜〜
(と、アップできた今日はすでに2018年ですが・・・土下座)
2018年もどうぞ宜しくお願い致します。